スマトラ旅行記

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　７日め（１月４日）

　「バタムまでは五郎八航空」（パダン〜バタム）

　

いよいよスマトラを離れる日が来ました。１２：３０発のメルパティ航空ＭＺ２１７便バタム行きで、空港へのチェックインは１１：３０とのこと。 その前に、昨日休館で入れなかった博物館に行ってみました。

博物館は、外観とは裏腹に、中身はあまりありません。その町最後の日に、ひとりで博物館にいるのも、なにか寂しいものがあり、早々にホテルへ引き上げ、荷造りを始めました。

メルパティ航空は信頼感にやや欠けるという風評なのですが、２０分の遅れで無事離陸。 機内のインテリアは相当くたびれていて、揺れがひどい。 ジャンボ機に慣れた身には、小さな機体が頼りないのですが、近くに座った男の子が元気にはしゃいでいるのを見て、少し安心しました。

アジアのローカル線に乗るたびに、筒井康隆の「五郎八航空」を思い出してしまいます。 パイロットの腕自体は、実は、こういう路線のほうが、かえってしっかりしているのかもしれません。

１時間弱で、あっという間にバタムに到着しました。(終わり)

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