宿泊施設のないサイブリでは、中国系の網元の家に宿泊することになった。ハジャイのパオのコネなのだが、プリンス・オブ・ソンクラー大学の教員一家と漁村の網元一家と、どこでどう繋がっているのかはよくわからない。きっと、いくつもの人間関係の環が重なって、僕をサイブリに導くことになったのだろう。結局は、縁があった、ということなのだ。 中国人網元の邸宅 ビジネスで訪れる客のために、部屋数も多く、各室にはシャワーとトイレがついている。マレー・カンポン内の家々とは当然のように大きく異なっている。