中国人がいるところ、当然のように中国寺院がある。サイブリのようにおよそ非中国的な場所でこそ、信仰の場の意味が増すことは想像に難くない。
神は、どの神も傲慢で自意識過剰気味という共通点があるのだが、閉ざされた環の中で異質の神々が共存せざるを得ない息苦しさが、しばし暴発を呼ぶ。
2004年9月、タイ政府はパタニ県の軍備の増強を決定した。マレー系イスラム教徒の叛乱を抑え、治安を回復するために最低3年はかかるということだ。
サイブリ村の中国寺院
右側の柱に「海静波悟共迎神光普照」という文字が読める。海を渡ってやって来て、海に生きる民なのだ。
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